物はどのように劣化していくのか?建物の長寿命化のためには、部分的な補修だけでなく建物全体を総合的に見つめなおす必要があります。オガワではその“建物の長寿命化”と“エコへの配慮”を追求した住まい作りをご提案しており、長年の経験を持つ建物改修工事・防水工事の専門家がアドバイスいたします。 工事自体より重要だとも言われる建物調査診断は、ビルの長寿命化計画の第一歩となる、重要な工程なのです。
硬化したコンクリート内部は、通常セメントの水和反応によって作られたアルカリ性物質が多く含まれているため、コンクリート全体の内部は強いアルカリ性になっています。 しかし年月が経つと、空気中の二酸化炭素等の影響を受けてコンクリート表面より内部に向かってこのアルカリ性が次第に失われていきます。この現象をコンクリートの中性化といい、中性化が進行していくと、内部の鉄筋周辺のコンクリートが強アルカリ性を失うため鉄筋が錆やすくなり、コンクリート構造物の劣化の原因となります。
このコンクリート中性化試験によってコンクリートの劣化状況を判断し、建物改修工事をどこまで行う必要があるのかを見極めます。
建物が経年による劣化損傷などでどれほど劣化しているのか、また次にいつ改修工事を行うのが望ましいのかを、施工経験豊富なスタッフが調査・判断・提案いたします。
屋上や外壁などの防水層に限らず建物全体を見渡しての調査となり、後に必要に応じて専門的な検査を行うことになるでしょう。一般的に目視調査までは無料で行われます。
外壁タイルの剥落防止(剥がれ落ちるのを防ぐ)するために、タイルの浮き具合を調査するための調査です。
専用の打診棒でタイルを叩き(タイルを滑らせ)、他と音の違う箇所は空気が侵入して「浮き」が起こっており、タイル剥落の危険があると判断されます。
外壁タイルの剥落防止(剥がれ落ちるのを防ぐ)するために、タイルの浮き具合を調査するための調査です。
タイルが壁に張り付く力、接着強度のテストを行います。特殊な器具で接着強度を「ニュートン」という単位で測定するシステムで、非破壊方式・破壊方式など現場状況に合わせて様々な検査方法があります。打診棒よりも正確に調査できますが、時間と費用がかかります。